どうでもいいことの繰り返しの巻き返し


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どうでもいいときはスルーできても疲れてるときは危険。落ち込むとか悲しいとかは一切ない。ただただ嫌悪感と、消えてなくなってほしい、と、苛々だけが募る。私が反省してあげる必要なんて更々ない。誰かに対して"死んでほしい"という感情を抱くのは怖いことだと思う。なのに私は私に対して死ねって思ってる相手にもっと強くしねって思ってる。

別に恋愛狂ではない。だれもすきじゃないし、だれもわたしをすきじゃない。ぜんぶただの現実逃避だったかもしれない。それでもよかった。ひとりよりは。

けど、それも潮時だと思う。
なにより、若さという魅力を失ったのは大きい。
危うさというのは若ければ魅力になる。でも歳がいってればただのイタいおばさん、おじさんだ。

そんなこと分かっていたし、それが武器になることも分かっていた。だからどこかで変わるべきだったし変わるはずだった。健全に歳を重ねたかったと切実に思う。

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毎回人生論、仕事論を語る担当美容師のはなしにニコニコ相槌を打つのはもううんざり。なんでこっちがあなたを気持ちよくしないといけない?けどこんな田舎に選択の余地はない。

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京大に留学予定のユダヤ人Fと仲良くなった。
ずっと昔からユダヤ教に興味があった。
私の根底ににはほんの少しのクリスチャン思考があった。そう気づいたのは神様を憎んで祈るのをやめたとき。そもそも誰もお祈りなんてしてないし、お腹が痛くなるのも、辛いことがあるのも、試練でも罰でもなんでもないのだ。

牛のような鼻ピアスをしたHiphopが好きな彼曰くクラシックのユダヤ人はユダヤ教の勉強に生涯を費やすので仕事をしないらしい。生活保護で生きてるくせに権利ばかり主張するマイノリティで、イスラエル国内では嫌われてるらしい。そして不思議なことにバイト先のラーメン屋のメニューには焼き鳥やハンバーガーがあって、バーガーの肉は炭火で焼くらしい。たべたい。

"僕はユダヤ人である前にイスラエル人で、なにより世界人だ"

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ロシア人のGが日本に越してきた。
彼はセックスとかなんもなしで4年仲良くしてる貴重な友人。

けど、部屋がとてつもなく汚くて臭かった。
なんだかとてもいじわるしたくなった。
耐えきれなくなって鼻毛でてるよ、って教えてあげたらゆびでその鼻毛を奥に押し込んでニコってしてきてオエってなった。オェ。

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完全に終わったと思ってたアメリカ人Pが急に電話してきた。
I miss Japanese うどん。って

そのあとまた唐突に
I miss Japanese ミンティアって。

ミンティア使う時ってデート前じゃん。
ふぅん。って思って美味しいよねってだけ返した。

そしたら、ほかにどんな美味しいものがすき?とか聞いてくるから、"I miss your🍆 "って言ってほしいんだろなってわかってたけどふつうにわさびチップスって返したら既読にすらならなくなった。

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将来の夢とかやりたいこととかあったしこれ以上頑張れないってほどに頑張ったこともある。けど全部終わったし、綺麗に諦めがついた。いまはもうただ静かになにも頑張らないで暮らしたい。いやなにもがんばってないけど。欲を言えばなにも頑張ってなくたって側にいてくれる存在がほしい。けどそれは若い頃の自分が"この人つまんない大人だな、絶対こうなりたくない"って思ってた相手と同じになるってことだ。あぁなにもないくせにプライドだけ高いヤな奴!

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まいにち死ね死ねエールを送ってくる日本人Tは、そんなわたしの劣等感を刺激する。お互いを知り尽くしてるからこそお互いに一番嫌な言葉を投げつけ合うことができて本当に無意味。シカトしてもブロックしても仕事用スマホで新しくラインアカウント作ってまで死ね死ね言い続ける彼のその熱意をほかに向ければいいのにな可哀想な人、と見下すことで消化している。

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ひさびさに魚喃キリコを読んだ。なんだかしょーもな、って感じた。あんなにあんなに大好きな漫画家だったのに。

でも、それだけで一歩前進してるってこと。
あの世界観に惹かれなくなったた私はもうあの頃の私ではない。